《過去に観たハネケ作品をもう一度観直そう!ひとり企画》
↑とか言いながら今年の3月以来のUPです^^;
「感情の氷河化」三部作の第二弾。
やっぱ凄いよ、ハネケ!
変態、あ、いや、天才だよ!
後味悪い映画をお好みの方には猛烈にオススメ(^_^;)
ちょこっとあらすじ☆
ベニーは比較的裕福なおうちの少年。
趣味は映画鑑賞&自らなんでもビデオに撮影すること。
部屋には機材が一式揃っていて、常に窓の外や自室が録画されている。
自身の撮影でのお気に入りは豚の屠殺シーン。
豚のおでこに筒状の銃?を当ててショック死させるシーン。
それを何度も何度も巻き戻ししてスローで観たりと、とにかくお気に入り。
さて、その屠殺用の銃をベニーは農場から盗んで来ちゃって机の引き出しに隠し持ってるわけです。
ある日、見ず知らずの少女を家に連れ込み、ひょんなことからその銃で少女を殺害しちゃうんです。。。
ここから先がすごい。
ベニーと彼の両親の行動が尋常じゃない。
大なり小なりの衝撃がいくつか続きます。
全く理解出来ないのがベニーの表情。
冷酷なのか無関心なのか。
それとも無関心を装ってのあの言動?
とにかく得体の知れない怪物のような少年です。
ハネケの作品、だいぶみんな狂ってる。
人間の闇の部分。
心の奥の奥の悪魔の部分。
そういうのがそっけなく描かれているから観ているこちらはゾッとしてびっくりしちゃう。
嫌なもん観たな、と。。。
次『71フラグメンツ』です。
手に入り次第。。。(^^;;