平田一

ストレンジ・ワールドの平田一のレビュー・感想・評価

ストレンジ・ワールド(1965年製作の映画)
1.6
(未見ですけど)『チューブ・デイルズ』や『それでも生きる子供たち』と、ヨーロッパって定期的にオムニバスを撮っていて、これも何か似た匂いを最初は感じましたね。

けど77分間がとにかく眠くてたまらなかった、とにかくどうにも頂けなかったオムニバス作品集。ちなみにどうやらこの作品、それぞれに関連したものはまったくないらしく、だったら○○作品集って邦題に入れて欲しい。

各作品の感想は、

①『空の誘惑』
ジュード・ロウ主演。フィリップ・オシェア監督・脚本。ハンバーガーショップで働く青年の物語。観念的な作りといえば、多少は聞こえがいいけれど、にしたって説明省略ぶりが流石にどうかと。タイトルは空=神からの誘惑で、俗世からの脱却と殉教的なストーリー?

2、『置き去られた空間』
ロバート・カーライル主演。ジョナス・グリマス監督。駅の荷物係のような男が荷物を開いたことから、一人の女性と奇妙な縁を持つことになる物語? 省略をしようと思えばいくらでも出来たはず。「世にも奇妙な物語」みたいになれた気がするが…

3.「未来の始まり」
サマンサ・モートン主演。デヴィッド・S・ジャクソン監督。ボニーとグライドに憧れているカップルのお話?5分ぐらいでまとめられなきゃグダグダになってしまう、切れ味もフォーカスも足りなかったお話です。

4、『少年と自転車』
詳しくは本作品の僕のレビューを見てください。

まとめると、仕事終わりに見るには眠気が増加する、不眠症や寝不足気味の人にはオススメ出来るかも。それと短編は最高でも5分がベストな気がします。
平田一

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