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墓場にて/魔界への招待・そこは地獄の始発駅
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『墓場にて/魔界への招待・そこは地獄の始発駅』に投稿された感想・評価

horahuki

horahukiの感想・評価

3.7
閉じ込められても無問題!!

5人の男たちを運ぶエレベーター。一階で止まるはずが、誰も押してない地下に到着。その先にはオシャレな空間。背後で閉まるドア。出口も塞がって閉じ込められちゃったし、みんなでくつろいで怖い夢の話でもしましょう!…ていう、とっても呑気で面白いオムニバスホラー。

この呑気な5人の語る夢がオムニバスとなる『夢の中の恐怖』的なクラシカルな雰囲気。『魔界からの招待状』と同じくECコミックスを原作とした姉妹編みたいな作品で、製作会社も当時のイギリスホラー界でハマーフィルムと双璧だったアミカス社。『テラー博士の恐怖』『魔界からの招待状』のフレディフランシス×ミルトンサボツキーの黄金コンビではないものの、ハマーフィルムの傑作『火星人地球大襲撃』を撮ったロイウォードベイカーがミルトンサボツキーと組んだ信頼の布陣!

1話目『MIDNIGHT MESS』
探偵雇ってまで妹の住所を割り出したキモい兄貴。実は妹を殺害して相続分総取りしようとする最悪兄貴だった!妹の住んでる町にやってきたは良いけれど、まだ19時なのに誰も出歩いてなくて気味悪いな〜っていうお話。

妹宅も見つけたしとりあえずレストランで夕食食べようと思ったら「19時閉店なんです…」と断られて唖然としてたけど、今だと何の違和感も覚えないのが悲しくなる緊急事態宣言ホラー。

2話目『THE NEAT JOB』
金持ちジジイと結婚したは良いけれど、整理整頓に煩すぎて発狂する奥様のお話。

自分のタンスに間違えて奥様の下着が入ってたから履いちゃって「お前が整理整頓しないからだ!」とジジイがキレてたけど、履く前に気づくやろ。最後はしっかり「整理整頓」する奥様に感服!

3話目『THIS TRICK’LL KILL YOU』
異国の地でネタを探してるマジシャン夫婦。同業者のマジックを妨害、更にはトリックを指摘して俺ツエーしてたら、ガチで見抜けないマジックを発見!殺してネタを盗むためにホテルに招待する話。

マジシャンがガチの魔法に襲いかかられるのが爽快!

4話目『BARGAIN IN DEATH』
仮死状態にする薬→埋葬後に復活→相棒に掘り出してもらう→保険金ゲット!の完璧(笑)すぎるプランを組んだけど、案の定相棒に裏切られる話。

それとは別に解剖学を学んでる学生が墓守を買収して死体を手に入れようと主人公の墓を掘り掘りするんだけど、この2筋が綺麗に交差するラストが笑える!

5話目『DRAWN AND QUARTURED』
ハイチで売れない画家やってる主人公。実は騙されてただけで、超売れてた!ブードゥー秘術を習って自分を騙したクソ野郎どもに復讐する話。

手に入れたのは、描いた絵のモデルとなった物・者の魂的なものを絵に宿す能力。絵を切れば本人の同じところが傷つく。過去に描いた自分の肖像画を金庫に入れて守るところにスリルを生みつつ、絵で復讐かましてくのがサイコー!というか、画力が凄い!さすが売れっ子!

そんで最後は「本当に夢の話なん?ガチで起こったことちゃうのん?」って感じで締め括る楽しいオムニバスホラーでした。でも『テラー博士の恐怖』『魔界からの招待状』の方が好き。
Youtubeの映画チャンネルRetroflix Filmzで視聴可能な、エレベーターに乗りあわせた5人の男達があるフロアに導かれ一人一人怖い夢を語っていくアミカスプロによるイギリス産ホラーオムニバス。

妹を殺そうとする兄が迷い込んだ街はすく店が閉まっており・・という第1話はエンディングの主人公の姿がちょっとユーモラスな吸血鬼物。

家具の位置に拘りがあり妻が少しでもそれを移動するとガミガミ怒る夫が登場する第2話も間違えて妻の下着を履いてしまう夫がおかしく、最後に見事な片付けを披露するブラックユーモアが楽しめる内容。

インドらしき国でマジシャンを殺してマジックを利用しようとする夫婦を描く第3話は因果応報を描いており想像通りの内容ながら自由自在に動くロープの特撮に注目したい所。

保険金目当てで一時期的に死亡状態になり棺桶を掘り起こしてもらう第4話は掘り起こすことなく逃げて裏切った男、自ら棺桶から出ようとする男、墓を掘り返そうとする学生二人らが交錯するラストがスピーディー。

肖像画を描きそれを傷つけると描かれた人間も藁人形の如く傷つけられる力をヴードゥーの呪いによって得たことで復讐する画家を描いた第5話は両手切断も用意され、金庫に自分の肖像画を入れたことで呼吸が出来なくなったり「ファイナル・デスティネーション(デッドコースター)」的展開がややショッキング。

そして5人の男達はどうなるかというと、この前観た同じくアミカスプロのオムニバス「テラー博士の恐怖」に似た感じになっており、第4話と第5話が特に面白かった印象です。
ハマープロのライバル会社アミカスプロ製作のオムニバス映画で、エレベーター故障により暇潰しで会話を始めた5人の男による世にも怪奇な話。
これが期待以上の面白さである。

1話目:死者のレストラン
2話目:テンパリ妻
3話目:魔法のロープ
4話目:偽装埋葬
5話目:デスノートならぬデス絵画

個人的には3~5が好き。

常々思うのがベイカーってホラーよりサスペンスの作家よねって事。
特に4話目の棺桶の中で空気が薄くなっていく中、誰かが棺桶を空けてくれるのを待つというタイムリミット、5話目で、殺人現場に置き忘れた時計を取りに交通量の多い道を戻る男と、自分の肖像画を上で作業する足場の怪しい男との見事なカットバック。
完全にサスペンスである。

自分の肖像画が傷ついたら自分が死ぬので、丁重に金庫に保管すると今度は呼吸困難になるっていうアイデアも秀逸で好き。

あ、あと4話目、棺桶の蓋が開く→2人が驚いて逃げる→車が二人を見て木に衝突して炎上 のテンポの速さが異常過ぎて爆笑した。