牛猫

バンビ2/森のプリンスの牛猫のレビュー・感想・評価

バンビ2/森のプリンス(2006年製作の映画)
3.2
母親と死別して孤児となったバンビと、その子守を任された森の王様が、不器用ながらも実の親子以上の絆を結んでいく話。

前作から64年の時を経て作られた続編。

前作に引き続きバンビや周りの動物たちがとにかく可愛い。とんすけやフラワーといったお馴染みのキャラクターも子どもらしさ抜群で心が温まった。

森の長と父親の間で揺れる王様の存在も活きてた。みんなの前では凛としていながらもバンビと2人の時は一生懸命遊んで絆を深めていく。そんな父親の姿を見ながら育っていくバンビの成長物語でもあった。
上記の要素が色濃く、前作より更にライオンキング味が強まった気がする。

ヤマアラシや意地悪なロノとの対峙場面を前半と後半に用意することで、バンビの成長を感じさせるのも見せ方が鮮やかで良い感じだった。

人間の脅威から逃げる展開も同じ。
正直64年の時を経てわざわざ作るレベルの作品とは思えなかったけど、もう一度バンビの世界観を味わうことができただけでも満足だった。
キャラクターのファンなら十分楽しめるはず。
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