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運命の逆転のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

運命の逆転(1990年製作の映画)
3.0
1980年にアメリカで起きマスコミを賑わせた"クラウス・フォン・ビューロー事件"をバーベット・シュローダー監督が映画化。
原作は、上告審で弁護を担当したアラン・ダーショウィッツが書いた「Reversal of Fortune: Inside the von Bülow Case」。
原題:Reversal of Fortune (1990)

ヨーロッパ貴族の流れをくむニュー・ポート在住のクラウス・フォン・ビューロー(ジェレミー・アイアンズ)は、大富豪である妻マーサ・フォン・ビューロー/愛称サニー(グレン・クローズ)にインスリンを過剰投与し殺害を図ったとして、義理の息子・娘(サニーの連れ子、クラウスの養子)とメイドから告発され、第1審で懲役30年の有罪判決を受ける。
クラウスは、ハーバード・ロー・スクールのアラン・ダーショウィッツ教授(ロン・シルヴァー)に、控訴審の弁護を依頼。教授は、ロースクールの教え子たちを集めてチームを組み、無罪を勝ち取る。

「我々は、法的には、重要な勝利を収めた。だが、あなたの良心はあなたの問題だ」

なお、弁護団(教え子)の中に、サラ役の アナベラ・シオラと、ミニー役 のフェリシティ・ハフマンがいます。

~後日談~
・ビューローと妻サニーとの娘、コージマ・フォン・ビューローは、公判で父の無実を証言したために、サニーの母アニー・ローリー・エイトケンの遺産相続人から除外された。
・サニーの連れ子2人は、5600万ドルの損害賠償を求めてクラウスを提訴した。
・クラウスはサニーの個人財産(7500万ドル)に対する相続権を全て失った。
・その代わりにコージマは相続権を回復した。
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