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ファンキーハットの快男児のmitakosamaのレビュー・感想・評価

ファンキーハットの快男児(1961年製作の映画)
3.5
東映YouTubeにて。先ず冒頭の東映のロゴから驚く。波の映像じゃなく、火山に「ニュー東映」の文字。第二東映と同組織のようだが、こんなん初めて見たよ。

若かりし千葉ちゃん主演で監督が深作。更に尺が1時間程度というテレビドラマみたいな構成だ。

千葉ちゃんがオープンカーを乗り回すナンパ師・天下一朗。少年ジャンプの主人公の様な名前だ。
だが実は探偵社の息子で親父よりもキレがあるという設定だ。

一朗がナンパして喫茶店に行く女ミドリが中原ひとみ。

その間に進む児童誘拐事件。ミドリは株式投資に夢中で、誘拐された家の建設会社に揺さぶりを掛けて誤認逮捕される。
それにより一朗も事件解決に動く。

まだカラテマンな雰囲気ではないが、千葉ちゃんの身体能力の高さが窺い知れる。器械体操のシーンや、ラストのアクションなどスピード感・躍動感が凄いね。

誘拐サスペンスながらインサイダー取引を使ったギミックを盛り込むなど話も面白い。軽快で明るく見やすい。
映画としては小粒だが、テレビドラマでシリーズ化したら人気出そうな感じ。
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