ひつじ

プロスペローの本のひつじのレビュー・感想・評価

プロスペローの本(1991年製作の映画)
4.3
本が好き過ぎて政治を疎かにしたあまりに弟の謀反で島に流された公国の王が、島の精霊の力を借りて復讐する話。兄の語りでご自慢の風変わりな本の紹介とかも交えつつ戯曲的に展開するんだけど、演劇やオペラはもちろん、ダンスとか建築とか衣装とか書とか彫刻とかありとあらゆる芸術が組み合わさった映像インスタレーションになってる。細部へのこだわりもお金のかかり具合もちょっと見たことがないレベル。冒頭の水平カメラのロングテイクからのタイトルバックが超絶カッコ良かった。映像技術のせいなのか画面がちょっとぼやけてたのが残念。
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