始まりから凄すぎてめちゃくちゃに興奮したがその後もずっと凄いので一周回っちゃって途中で気を失う。話ほとんど理解できてないけどとにかく凄かった。状況をあらわす四字熟語が酒池肉林くらいしか思いつかないがそれは違くて別に酒も肉も無いしただ裸が踊りまくっているだけで、それでいて微塵も下品さが見当たらず、ただただ生々しき神々しさみたいなものが画面を支配しているのだから平伏したくもなる。とにかく凄い。色んな意味でこんな凄い映画は無いとさえ思う。映画でありながら演劇であり、ミュージカルであり、絵画であり、本である。グリーナウェイの頭の中のものが全部出てきちゃったみたいな作品。わたしたちは夢と同じ材料でできている。わたしたちの儚き人生は眠りの中で終結するのだ。