ちーくん

プロスペローの本のちーくんのレビュー・感想・評価

プロスペローの本(1991年製作の映画)
1.0
これを芸術という言葉で一括りにさせたくないし、そう呼びたくもないなと自分は思う。シェイクスピアだからかなんだか知らんが、これはもはや映画じゃなくてただの劇としか思えないし、結局この独特すぎる世界観の映像が劇特有の矢継ぎ早しにくる台詞とストーリーに全く合っていないというか追っついていないような気がして何一つ集中して観ることができなかったです。ジョエル・コーエンの「マクベス」もシェイクスピアが原作でしたけど、しっかりとした映画で丁寧に作られていて世界観に入り込むことができたので、やはり映像はカオスではなく忠実に作ることに劇ストーリーは向いているんじゃないかと自分は思いました。レビューを見る限りは高評価の方が目立つと思いますが、自分としては「死霊の盆踊り」と何ら変わりない、むしろそれよりも30分長く付け足した、ただの悪ふざけとしか思えない作品でした。
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