べっきゃむちゃん

ジャックはしゃべれま1,000(せん)のべっきゃむちゃんのレビュー・感想・評価

3.8

口から生まれたおしゃべり人間ジャックが不思議な木と一体化してしまう。
その木はジャックが一言喋る度に葉が1枚ずつ落ちていき、全ての葉が落ちた時にジャックの命も尽きてしまうというお話。


エディマーフィーの主演作品なんて
子供の時に鑑賞した以来で本当久々に観ました。

結論、やっぱりエディマーフィーというコメディアンは最高だということです…

お喋りしまくりのエディマーフィー、喋りたいのに喋れないエディマーフィーのどちらもゲラゲラ笑えたし、意外と泣けるシーンもあって凄くバランスの取れた内容の作品だと思いましたね。

何か喋ると葉っぱが落ちちゃうから喋らない様にどうにかして相手に自分の気持ちを伝えようと表現する姿はほんと笑えたし、何よりも職業が敏腕営業マンだから喋れないと致命的な設定なのも笑えた。

また周りの人間がこれでもかってくらい喋りを誘発させようとしてきて、行く先々で困難に立ち塞がれる展開がほんとすこでした。笑

物語の肝は今まで喋り続けて人の話なんて聞かなかった主人公が人の話や気持ちを聞く側に回ってみてどう変わるか?

お喋りは良いことなんだけど自分の事ばかりでは無く、相手の気持ちや言葉を理解して聞くことも大事なんだよっていう事ですよね。

前半はドタバタとエディマーフィーの会話劇やら、はちゃめちゃ展開でのコメディパートで後半はしんみりと考えさせられる哀愁パートになっていて、劇中での喜怒哀楽表現が忙しい作品である為、これはエディマーフィーの演技力があってこそ光るんだなと思いました。