スガル

グレイティストのスガルのレビュー・感想・評価

グレイティスト(2009年製作の映画)
3.5
二ヶ所ほど涙流れました。
ちょっと退屈なところも多かったです。
まじめな感じだし大きな出来事が起こらない。だいたい想像通り。それがこの映画のよさだし悪さでもあるかも。
個人的には映画ならではの味みたいなの感じたかったです。
身近な人が亡くなることについては価値ある映画になっているかも。
「明日君がいない」の嫌な点が、この映画を観て理解できた気がします。現実的な人の死を描く映画ではやっぱりストーリーに頼るべきじゃないんだろうな。あの映画の謎解きの部分は不謹慎だったように感じます。
この映画では素直に心響くところがありました。

ゾーイちゃんかわいかったです。意外と健気で物語の先が見たかったです。最近のセンスいい映画だとそういうところで楽しませてくれそうなのに。



観て半日経ちました。
やっぱりこういう映画は嫌いだな。
メッセージを感じるために映画を観てないんです。それ以前に映画を観たいんです。
ケビンコスナーのチョイスでも同じようなことを思ったけど。映画を作る人はまず最高の映画を目指して欲しいです。メッセージはあとについてくる感じでお願いします!
この映画は家族でビーチハウスに行くシーンもあったのでプールサイドデイズも連想しました。あの映画は退屈にならなかったし映画として素晴らしかったです。

すいません、また付け足します。
この映画を観て「少女が大人に変わる夏も」も思い浮かびました。普通のアメリカの家庭、若者の青春や苦悩など似てる部分があると思います。このグレイティストは悪くはないんだけどあの映画の空気感というか貴重さはあまり感じられなかったです。



ちょっとネタバレ








冒頭シーンで道の真ん中に車停めた理由はなんだったんだろう。違和感として残ります。
その時アーロンが秘密を打ち明けようとしていたけど結局謎のまま。安易な気持ちで映画のストーリーを作ったっぽい。ちょっと観客を馬鹿にしてる部分はあるようです。
最期の17分間の言葉に意味を持たせていたけどマイケルシャノンからは納得いく答えが出なかった。なのにスーザンサランドンは納得していました。ちょっと「?」って感じになりました。もともとマイケルシャノンから絶対聞き出そうとする気持ちが自然ではないかも。この部分はうまく説明できないですが。
ゾーイちゃんが弟くんの気を引きたかった説明は一切なし。あの会には先にゾーイちゃんが入ってたので順序もおかしいと思います。
他の人が書いてましたが最初キャリーマリガンは信頼できる人間なのか微妙な描写でした。ラストでは真実の愛を持っていた人間だという結論になってたと思います。その最初が曖昧すぎて物語としておかしくないでしょうか。もっと最初に悪女として登場させるならわかりますが。

そういえばこの映画にも悪の存在がないですね。いい人しか出ない映画。マイケルシャノンも外見悪そうだけど素直にペラペラしゃべってるし。
スガル

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