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シティ・オブ・ドッグスののんchanのレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ドッグス(2006年製作の映画)
3.8
ミュージシャンのディート・モンティエルが青春時代の回想録を記したものを、ロバート・ダウニー・Jrが読み、切に映画化を希望し製作にも関わったという作品❗️
原作、脚本、監督をディート・モンティエル自らが務めている。

ところどころ素人っぽさがあったりもしたが、それがまた新鮮な雰囲気を醸している。


人気作家となったディート(ロバート・ダウニー・Jr)は、母親から父の病が重いから帰って来て欲しいと電話が入る。幼なじみからも誘導されて、ほぼ20年ぶりに生まれ育ったNYのスラム街クイーンズ地区に戻って来る。

今はロス在住。なぜ家を捨て長い間実家に戻らなかったのか?
それを高校生時代に遡り回顧するストーリー。

ディートの若年期をシャイア・ラブーフ。父親はチャズ・パルミンテリ。母親はダイアン・ウィースト。そして、ディートの兄貴分アントニオにチャニング・テイタム。アントニオの現在はエリック・ロバーツ(ジュリア・ロバーツの兄)。ディーンの若い時の恋人の現在をロザリオ・ドーソンと中々の俳優が揃っているのも魅力✨

15年前の作品なので皆若い。
シャイアは20歳?まだあどけなさが残るほど。チャニングは26歳でスラム街のヤンチャリーダー。
いつも連んで遊んでいる不良少年たちの青春群像劇はかなり暴力が激しいシーンもある。

ディートは転校生に感化され、いつもの仲間から離れて行くようになる。また両親が歳をとった時に出来たディートは、自分が愛されていないのでは?と悩んでいた。父親がいつもなぜかアントニオを褒めるのが気に入らないでいた。

大人になったディートは様々な過去の出来事を走馬燈のように思い浮かべる。そして決別していた家族や友人と再会し、心にわだかまりを抱えながらも和解していく...


チャズ・パルミンテリは『ブロンクス物語』のマフィアのボスを彷彿とさせるが、実際は田舎のくたびれたオヤジ。息子への愛情が強いあまりに半ギレして豹変する時の凄みや目力は迫力がありました。

主人公のロバート・ダウニー・Jrは意外にも出番が少なく、いつもの華やかな役でなく、ナイーブで内向的な性格。ただシャイア・ラブーフと同一人物ってのに違和感があったかも?😁

私はチャニングの演技が観れたので🥺💪🙌

Filmaスコアが低いけど、なかなか面白く観れました💫
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