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スイング・シフトのENDOのレビュー・感想・評価

スイング・シフト(1984年製作の映画)
4.2
デミの劇場未公開作。swing shiftとは16-24時の半夜勤を意味する。第二次大戦で工場労働に出向く女性たちの物語。世間知らずのケイ(ホーン)と世間慣れしたヘイゼル(ラーティ)の友情を描く。横柄な夫ジャック(ハリス)/恋人ビスケット(ウォード)がいなくなり女2人は急接近。その渦中指導係/トランペッターであるラッキー(ラッセル)が物語をオムファタール的に突き動かす。ジャックとラッキーの三角関係より、ヘイゼルとラッキーとの三角関係が前景化して女同士は訣別する。その複雑な嫉妬。I was in loveという言葉は誰に向けられたものか?戦後は工場を解雇され家庭に戻り郊外に住むであろう彼女たち。大団円だけど人生の輝かしい日々が過ぎ去る哀しみが2人の抱擁に影を落とす。ホリー・ハンターも端役で出演。字幕付けながら『ファルコン&ウィンターソルジャー』を流していたら2人の息子ワイアットが登場!奇遇!
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