マグロ

恋ざんげのマグロのレビュー・感想・評価

恋ざんげ(1952年製作の映画)
3.3
真紅の帳

おフランス製ロマンスサスペンス
青年将校は軍役で僻地に赴任される。彼は居候先の老夫婦の屋敷で美しい娘と出会う。何とかものにしたが、突然娘は亡くなってしまう…な話。

どちらかというとフランスよりもイタリアやドイツ的な陰翳バキバキで重厚感のある映像と主人公の一人称視点のナレーションとで構成された作品。

セリフがほとんどなく、主人公の過去形の語りにより進行する様はさながら小説。ちょいちょい軽口を挟んだり、衒学的な語りなんかはまさにそれ。
小説の映像表現としては満点に近い気がするけど、読み物ではなく音がつくと思いの外疲れるのが弱点か。
マグロ

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