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悪魔のサンタクロース/惨殺の斧のadeamのレビュー・感想・評価

2.0
サンタクロースが斧で人々を惨殺する内容が物議を醸したという80年代B級カルトホラー。
主人公の過去のトラウマと、それが成長と共に癒されるどころか厳しいしつけのせいでさらに深い傷となっていく過程に尺の大半を割き、サンタ姿の殺人鬼が生まれるまでをしっかり見せてくれます。
見た目のギャップだけを狙ったわけではなく、そこに納得できる背景を用意したのは良かったと思うのですが、その分スプラッタを期待して観ると中盤かなり焦らされます。
それを埋め合わせるようなお色気シーンの連発からの哀しい結末も悪くはないのですが、もっとバカバカしくはじけた展開にしても良かった気がしました。
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