すたんぐ

悪魔のサンタクロース/惨殺の斧のすたんぐのレビュー・感想・評価

3.7
【ストーリー】
幼いころ、頭のおかしなおじいちゃんに「サンタクロースは悪い子には罰を与える存在」だと言われ、サンタを怖がるようになったビリーくん。
帰りにサンタの格好をした強盗に両親を殺され、トラウマを抱えながら孤児院で育ったビリーくんは、おもちゃ屋で働きはじめます。
まじめな勤務態度が評価され、サンタの格好で子どもたちをもてなす役目を与えられたビリー。ところがサンタの格好になったことでトラウマが呼び起され、悪いやつには罰を与えなければ・・と凶行に走りはじめる!
いま、制裁の斧が振りかざされる!!!!!!!!!

【感想】
2012年にはリメイク版も製作された人気シリーズ"SILENT NIGHT, DEADLY NIGHT"の一作目となる本作。精神を病んでしまった青年がサンタの扮装で聖夜にイチャつくヤツらをぶっ殺す痛快スラッシャー。
前半はビリーくんがいかにして精神を病んでしまったかが描かれ、後半のスイッチが入るタイミングまでが丁寧に描かれてます。
有名なのが鹿のハンティング・トロフィーの角に女性を突き刺して吊るすシーン。エグいシーンは少な目ですがこのシーンは印象に残ります。
ポイントとしてはクリスマスなのでサンタの扮装をした人間が多いこと。ビリーかと思ったら別人だった!みたいなシーンがあります。まあ、ここは名作『ハロウィン』と同じで仮装していても怪しまれないところがまた面白さにつながっている。肝心の斧で殺すシーンが少ないのは残念ですが、首をはねるシーンがあるのは偉い!
前半はビリーくんが可哀想に思えますが、後半イチャつくカップルをぶっ殺している彼を観るとたくましく育ったなあと。
あとよい子にはプレゼントをあげますが、そのプレゼントがカッターナイフで、もらった子が困惑しているシーンは笑いました。
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