爆裂BOX

レイクサイド・フィーバーの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

レイクサイド・フィーバー(1999年製作の映画)
3.0
弟ダニ―の事故死のショックから立ち直るため、事故現場となった湖に友人とやって来たレイチェルに、来るはずだった仲間の二人が殺されたという一報が入る…というストーリー。
湖に来た若者達が謎の殺人鬼に次々殺されていくサスペンスホラーです。
友人が殺されたニュースを知らされ動揺する一同。と、突然、仲間の一人が矢で射られて殺され、パニックになった彼らはバラバラに逃げ出すも一人、また一人と殺されていく、という内容です。
恐らく自主製作作品と思われ、画面は安っぽいですし、出演者に一人もイケメンや美女がいません。これは中々辛かったですね。
内容的には「13日の金曜日」+「スクリーム」といった感じのお話ですね。前半にキャンプファイヤー囲んでエロ話と怖い話?する所とか「13金」か「バーニング」って感じですし、殺人鬼が被るマスクも手作りのホッケーマスクのような感じです。
前半は主人公レイチェルを始めとした若者達が湖にやってくrまでや湖ではしゃぐ姿が描かれますが、一緒に来るはずだった友人二人が殺されたニュースを聞いたところから殺人鬼によって殺されていきます。冒頭にエロ描写があるくらいで本編ではそういうシーンなかったですね。レイチェルの弟が死んだかこのシーンを話す時にアート系なアニメーション映像にいなる所は面白かったですね。
予算の関係かゴア描写はないですが、口に向ってナイフ振り下ろしたり、マスク被せて殺人鬼と思わせて仲間に殺させたり、足を縛ってバーナーで炙った火箸みたいなものを身体に押し付けながらカミソリばらまいた地面を這い進めさせたり、拘束して顔に釘何本も撃ち込んで、皮膚ごとその釘引っぺがしたりと殺人シーンは結構陰湿な感じで良かったですね。
何故か皆バラバラに逃げ出してしまうのでみんな各個撃破されていきます。結局終盤にレイチェルと親しいレオとしか合流しなかったし、その終盤まで主人公なのにレイチェル殆ど登場しません。
犯人は誰なのか、という要素も本当に薄っすらありますが、人数少ないし皆早々に殺されていくので犯人は早めに見当付きますね。結局怪しい奴がそのまま犯人という捻りのなさすぎる犯人でしたね。一応、復讐が動機だけど、ジェレミーとか今回初参加で何の関係もないし、セスが一人で逃げてガス欠で立ち往生した時に出てきたおじさんとかもっと何の関係もないのに殺されたし結局手あたり次第に殺してる印象ですね。まあ、死んだ弟の声が聞こえるって言ってたし頭がおかしくはなってたんだろうけど。
最後のオチは緒と捻りはあるけど、どういう事かイマイチわからなかったな。友人達が殺されるのもわかった上で来て演技してたってこと?エンドロール後のシーンも意味不明というか、最後の最後でいきなりオカルト要素入れて来てなんかややこしくなったというか意味が分かりづらくなった感じですね。
尺が80分と短いのでそれなりに飽きずに見れましたが、出演者も演技も演出も画面も安っぽいのであまりオススメはしません。