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ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡のとぽとぽのレビュー・感想・評価

3.0
パリのワインスクールでカリフォルニアワインの紹介をしている高慢なフランスワイン好き?舞台は1976年のナパ、一本のワインがあれば何もいらない。名優アラン・リックマンとクリス・パインが各々のイメージに合った役柄を好演。ビル・プルマンはその父でワイナリー経営者。何かあるとボクシングするのが決まり事になっている放蕩息子的ロン毛ヒッピー息子と頑固親父。
田舎者にしては大成功。気だるいと紙一重なのびのびのほほんとした空気感が愛らしく微笑ましいながらも、よく見る普通 = 普遍的な衝突や葛藤もちゃんとある。この雰囲気はズルい、好きになってしまう。賢者曰く壊れた場所は強くなるらしい。試飲代は?ウッドストックは7年前。
ブドウは苦難から悟りを開くけど人間は?自らの仕事を愛し、そこに情熱を込めて、それについて知識を持って話すこと(ロジャー・イーバート曰く)。情熱を傾けられる、注げるものを見つけること。クソみたいな色だ、興味深い。理由は分からないけど、味は美味しい。個人的にブドウは大好きだけど、ワインは……なので、本作を見てもワイン全般は「飲みたい!」とはならなかったけど、最高のシャルドネは確かに気になる。これで終わりじゃない、これは始まりに過ぎない。

P.S. アラン・リックマン主人公かと勝手に思っていたらクリス・パインだった!日本語字幕が黒エッジとか影とか付いてなさすぎて、薄すぎて、背景が白系の色になるとすごく読みにくかった。リスニング向上にはいい?あと数字並ぶとくっつきつすぎて潰れてた

...California won again.
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