ケロケロみん

ゾンビ3のケロケロみんのレビュー・感想・評価

ゾンビ3(1979年製作の映画)
5.0
ゾンビと言ったら誰もが真っ先にこの映画を指すだろう超有名作。考古学教授の別荘に遊びにきたカップル2組に3人家族1組。楽しく過ごすはずが件の教授がうっかり古代エトルリア人を復活させる呪文を唱えちゃってめっちゃ干からびたゾンビが大量出現し皆逃げ惑う。
カラカラの死体に気前よく蛆を振りかけた不気味なゾンビ。この映画の見どころは、すきあらば裸になるんマイケルのお母さんと見た目は子供、よく見ると小さな大人2のンマイケル。お母さんは脱ぐことが生きがいのような方で他「ベネツィア殺人事件」など数々の映画で脱ぐか殺されるか脱いで殺されるかしてる。今回もベットで夫と励んでいる時にンマイケルちゃんがやってくる。「ンマイケル!ダメよ!」とわざわざ起き上がり胸をみせる。そのままベットでシーツでも巻きつければ見えないのに、わざわざ歩いてガウンを取りに行くが羽織らない。そして溺愛する息子ンマイケル。よく見ると立派な大人顔だが全体的に小さく声も変。お母さんを慕ってるというか胸やら足の付け根をまさぐるやら気持ち悪く、お母さんの叫び声「ンマーいけーる!」のセリフとともにゾンビ3 の名物である。汚いゾンビ、気味の悪いンマイケル、エロいけどおばさん。
長らく消息不明だったンマイケル役の人が最近イベントに姿を現し、DVDの特典に入っていた。ずっと今ごろどうしているのかなぁと思っていたので、とても嬉しかった。
それとDVD特典ではこの映画の舞台となった別荘の現在の様子を解説付きで紹介する映像が入っていた。イタリアの17世紀に建てらてたというこの館は今も、この映画や1974年ウド・キア主演の「処女の生血」で使用された当時とほとんど変わっていなくて感動した。イタリアの安く作った映画が雰囲気のある良い感じに仕上がるのはこうした本物の建物や調度品を使用していることも大きく関係していると思う。