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マイネーム・イズ・ハーンのkazu1961のレビュー・感想・評価

マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)
4.4
「マイネーム・イズ・ハーン」
原題「My Name Is Khan」
2010年度公開 インド作品 2018-107

凄く刺さりました!!
テーマは重たい社会派映画ですけど、それを貫く主人公カーンの愛の姿に大感動!!
日本未公開でDVDスルーでしたがようやく観ることができました。本当、素晴らしい作品です。
アメリカ同時多発テロをきっかけとして世界は宗教観の違いによる争いを拡大させています。本作もそんな中、節度を保って暮らしているイスラム教徒への偏見と差別・暴力が大きなテーマとなっています。
その中でシャー・ルク・カーン演じるアスペルガー症候群の主人公が無償の愛を貫き通す姿に心から感動し号泣します!!
前半の夢のようなしあわせから一転、迫害される側に回り、義理の息子を亡くしそして、最愛の妻とも離れて、それでもなおかつ家族への愛と隣人への愛を貫き通し、「We shall overcome someday 」を信じて実現する、その場面場面で感動し、涙してしまいました。
シャー・ルク・カーンがアスペルガー症候群の主人公を繊細な素晴らしい演技で演じているのも感動的です。自身がイスラム教徒で、妻はヒンドゥー教徒です。愛と相互理解こそが、平和への近道だと考えていることがこのこの役にぴったりだったのでしょうね。
隠れた大傑作ですね!!

インド映画界のスター俳優シャー・ルク・カーン主演による感動のヒューマンドラマ。アスペルガー症候群を患う主人公リズワン・ハーンが、さまざまな差別や偏見、対立を受け、「ある決意」を胸にアメリカ大陸を横断する姿を追う人間ドラマ。映画公開初日にヒンズー教徒からの妨害予告があったが、作品は大ヒット。日本劇場未公開でDVDスルーされた。
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