壁炒飯

インシディアスの壁炒飯のネタバレレビュー・内容・結末

インシディアス(2010年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

引っ越ししたら呪われてる家だったのでもっかい引っ越したらそこも呪われてたと思ったが息子くんが呪われてた!
低予算だからかカメラのザラつきやブレがとても好み
前半ホームビデオっぽい感じなのに息子ダルトンくんが昏睡状態になってからはジェームズ・ワンらしいというか王道のかっこいいカメラワークになっていく

見解が分かれる系のジャンプスケアのような気がするが、その中でも彼のものは映画という媒体に特化した結果という気がして好み
ピアノの鍵盤を叩いたようなジャーンという音やショッキングなシーンに効果音使うところに時代を感じる
確認したはずのドアの防犯ブザーが鳴り、開きっぱなしになってるところからずっと怖い
寝室の周りを歩き回ってるのがイケオジ悪魔でちょっと笑った
家の中をはしりまわる子供は実態ありすぎて他所の子がイタズラで侵入してるようにしか見えないんだが😂

憑依や交信がそれなりに理屈立てられてるのがジェームズワンらしい
ただ夢遊病っぽいものはどういう理由だったのかは疑問が残る
こういう発想が科学的に追い詰めていく死霊館に繋がっていくのかな
交信中の低い声が書き取り係に聞こえるよう太めのチューブがヘッドホンにつながったガスマスクをいきなりつけるのびっくりした なんかこういうビジュアル先行の要素は受け継がれてない気がする

最後の三十分、彼方と呼ばれる遥か遠くの時間の存在しない世界 苦しむ死者の魂に満ちた暗黒の世界…ここは
自宅の裏世界という滑りやすいところなのにしっかり画が面白く流石という感じ ライティングが上手い
死者がこちらの世界に来てしまうみたいな展開はインドネシアのホラーでも見たな ダルトンの幽体離脱癖は遺伝っていうのも、他の作品に影響を与えてると言えるのかも あるいは過去の汎ゆるものから影響を受けた作品

スティーブン・キング的ではない分どうやって勝つんだよこれと思ったが、なんか…ちょっと強く去れ!って言ったら去ってくれたね…とは行かなかった!2へ続く!なのかな
エンドロールの曲もキマってて最高!本当に最後の最後までチョコたっぷりで大好きな映画がまた増えました
壁炒飯

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