2001年、フランシーン・マクドゥガル監督、ローナ・ウィリアムズ脚本によるクライム・コメディ。
リンカーン高校、アメリカンフットボール部の人気者ジャックとお付き合い、すぐに子どもを妊娠したチアリーダーのキャプテン、ダイアンさん、アルバイトだけではやっていけず、仲間たちと銀行強盗を画策、その顛末や如何にといったお話。
主人公ダイアンを演じるのは実際にチアリーダーとして活躍されたマーリー・シェルトンさん、それからチアリーダー仲間のカンザスを『アメリカン・ビューティ』のミーナ・スヴァーリさんが演じておられます。
人工妊娠中絶におけるプロチョイス派とプロライフ派の論争や、経済的不均衡と凶悪犯罪率との相関関係の有無、社会復帰を目指す元受刑者が抱える諸問題など、様々な難問とは一切かかわりなく、一秒たりとも深刻にならず。ひたすらご機嫌に進んでいく能天気なお話。
心身ともに疲労困憊、もう何も考えたくない…、そんな時にとてもお役に立つ作品かと思います。
原題は"Sugar & Spice"から"Cream Cheese"に変更された模様、ひょっとすると邦題『クライムチアーズ』は駄洒落かも知れません。