ENDO

暁の死線/タイムリミット25時のENDOのレビュー・感想・評価

3.3
会話の平坦さと事件現場での焦りのなさが尋常じゃない!弛緩し切って疲れた。ミスリードのためのミスリードが何度も反復され死ぬかと思う。ギャングの兄が語る“まずい葡萄”に代表されるように印象的な台詞回しが映る実物の葡萄の存在を後退させてしまうのだ。説話だけが妙に浮き上がる時間感覚は耐え難い。唯一第一容疑者である盲目のピアニストの前で零した被害者の香水を嗅がせる演出は視覚を超え嗅覚に訴えかける。その動揺した顔が映される瞬間は感動!あまりにも台詞がくどい!
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