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アナポリス 青春の誓いのmhのレビュー・感想・評価

アナポリス 青春の誓い(2006年製作の映画)
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アメリカ海軍の士官学校を舞台にした青春×ボクシング映画。
ティーンたちが若手人気俳優にワーキャーするタイプの映画で、士官学校要素を期待してたので肩透かしだった。
貧困層からの脱出がうまくいかないのは、貧困ゆえなのかそれとも本人由来なのかどっちつかずになったまま最後まで進んでいく。負のロールモデルであるはずの父親も掘り下げ不足で中途半端な存在にとどまっている。
先輩からのパワハラ(毎日シャワー浴びろ)に逆らった(それを一日サボった)ことを告げ口されて退学になっちゃうくだり、かなりエグくてドン引きした。告げ口が問題にならないのもどうかしてる。コレスを大事にする帝国海軍だったらとんでもない罰直食らいそう。
お前はミシシッピーのくだりが良かった。アーカンソーなおれは一番デキが良くないけど、ミシシッピーがいるおかげで助かってる。
ムカつく教官をボクシングでぶちのめすため、体重を増やさないといけないくだりで、デブのルームメイトの盗み食いが伏線になってるのうまいけど、それがうまくてもどうなの?
卒業したのかと思わせるエンディングで、一年生が終わっただけだったのはみんなでずっこけるとこ。あと四年もあるのかよ。そこはうまく省略しろよ。
面白かった。
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