daiyuuki

大怪獣モノのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

大怪獣モノ(2016年製作の映画)
3.8
異常気象と地殻変動に揺れる日本列島。大噴火した明神岳の地割れの中から大怪獣モノが出現した。防衛軍の総攻撃にビクともせず、強大な電磁パルスを照射してあらゆる電子機器を使用不能にするモノの超能力に、人類は打つ手がないように思われた。
だが、超理化学研究所の西郷博士とその娘・美和は、万能細胞セタップXのDNA解析に成功。
その万能細胞は人間に注入すれば猛烈な勢いで分裂と増殖を繰り返し、被験者を怪獣並みの巨人へと急成長させるパワーを秘めていた。
博士は自分の助手であり、美和を愛している草食系男子、新田にセタップXを注射。新田は身長40メートルの巨人へと瞬く間に巨大化。首都・東京を舞台に、スーパー巨人対地底怪獣の壮烈な死闘が始まった!
ポンコツ映画の王河崎実が、怪獣映画にオマージュを捧げた怪獣映画。
ウルトラマンなどの昭和の怪獣ものにオマージュを捧げた演出や怪獣とのバトルシーン、「STAP細胞騒動」やマスコミの熱狂報道などの社会風刺、怪獣と巨人化したプロレスラーの怪獣バトルなどアホらしさすれすれのアクションシーン、人気者になった新田がキャバクラ遊びにハマるシーン、河崎実監督作品にしてはしっかりした作りの怪獣映画。
鈴木みのると飯伏幸太のキレッキレのプロレス技、クライマックスで意外な活躍をする毒蝮三太夫が、印象的。
daiyuuki

daiyuuki