観るの諦めてたデ・パルマの初期作が、U-NEXTでトロマ映画の独占配信ラインナップに！
つーか、ト・ロ・マ・だっ・た・の・かよ！
《結婚式を控えた新郎が男友達２人を連れ、新婦の家族・親族が待ち受ける完全アウェーの地に乗り込む。次第に襲いくる自由を奪われる事への憂慮、テンション上がらない相手方家族との食事会…彼は強大なマリッジブルーの壁を乗り越え、結婚式に辿り着けるのか！？》
悪魔の毒々結婚式！
いや、悪魔の毒々要素はないんですけど、というか観てないから毒々要素の何たるかを知らないんですけど、「結婚だの家族だの子供だのに縛られたくねぇ〜！」って主張はこの時代の監督たちの共通のテーマなんですかね。
スピルバーグやリンチも同じような声上げてたなぁ。あんたら充分自由だよ！
デ・ニーロとウィリアム・フィンレイが主人公の友人として脇を固めてる点と、後のデ・パルマらしさを感じさせるカットや早回しなど、技術面の遊びが垣間見られる点以外はあまり見るところのない、平凡なストーリー。
スラップスティック・コメディっぽく見えるような、編集由来の動きの面白さと比べ、会話劇としての魅力はどうしても見劣りする。
もはやデ・パルマが作ったものであれば何でも「微笑ましい」の一言で好意的に片付けられる自信があるので、逆に観れたの今で良かったー。
