半兵衛

赤いグラスの半兵衛のレビュー・感想・評価

赤いグラス(1966年製作の映画)
2.5
中平康が監督したとは思えない平凡な出来栄えのムードアクション。主人公の父親を殺したのは誰かというミステリー仕立ての割に犯人は冒頭10分ですぐに解るし、後半のダイナマイトを使ったサスペンスも特に新味はない。何より中平監督の演出にやる気が無いのが痛い。

数少ない見所としては普通のアクション俳優より何倍もスピードのある渡による蹴りやパンチといった迫力のあるアクション、そういうところは弟の恒彦と似ているかも。あと母親役の印象が強い初井言栄のマダムスタイルがレアで印象に残る。
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