ニクガタナ

ロビン・フッドのニクガタナのレビュー・感想・評価

ロビン・フッド(1991年製作の映画)
3.4
ケヴィン・コスナーの俺様映画。父の復讐に端を発する、爽やかな義賊ロビン・フッドと地方の為政者との闘い。ラッセル・クロウ主演版と比べるとこじんまりしてマンガみたいに分かりやすい、勧善懲悪王道英雄譚。狂気と気品を纏った貴族演らせるにはもってこいのアラン・リックマンがやや大げさな芝居で悪代官を演じ、ロビン・フッドの従者役モーガン・フリーマンと合わせて適度な重しになってて冴えたキャスティング。美術、衣装が格好重視で時代考証無視して明らかにいい加減。矢主観の移動撮影カットが好き。マイケル・ケイメンによる劇伴が盛り上がる。ぶつけに行ったのか、同じ91年公開で時代考証しっかりしたっぽい地味な英国産の方が面白かった記憶あり、観直したかったがレンタルも配信もなく断念。あ、そっちのヒロインはユマ・サーマンだったのね。しかしロビン・フッドって何回映画化されてんのかしら?「忠臣蔵」と同じくらい?アングロ・サクソンのメンタルに響く何かがあるに違いない。
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