シュルイツァー監督はリヴァー・フェニックスの遺作『ダーク・ブラッド』の監督として記憶していたが、こんな救いのない胸糞サイコ・サスペンスが代表作だったとは知らなかった。
普通の人間に見える男がある日…
これを教えてくれた同期は友達に薦められて本作を彼女との初デートで観に行ったらしい。その友達も土に埋めた方が良い。
やたら犯行前に車内で準備をする様子や通行人を物色している姿をちゃんと見せるから…
本作の要諦は、好奇心の衝動を抑えられなかった男と、トラウマ(※)を克服しようとしたサイコパスとのあり得ざるマッチングを、過去の失踪事件を糸口に実現させてしまったところにある。
全編を通じて、恋人を…
いかにもヨーロッパ映画だと言わんばかりの美しいカメラワークから映し出されるのは、あまりにも恐ろしい結末。
前評判からとんでもないゴアだと解釈していたのだが、キューブリックが絶賛しているという点から…
真相を知らずに生きるよりも、知って死ぬのを選択してしまった主人公 真相への抑えきれない好奇心の先はなかなかのバッドエンドだった "入念な計画もたった一つの偶然で変わる"と語った犯人のように、実際の誘…
>>続きを読む後味最悪の傑作。
淡々と進むくらーい消失の物語
なんで…?と思う展開が続くが、それこそが消失の痛みなんだと。愛する人を失う悲しみと狂気は表裏一体というどうしようもなく会いたいんだ、それだけなんだとい…
70/100点
原作よりも登場人物の描写を増やし、原作よりも納得できる箇所が増えた映画となっている。
今作の大まかな内容は、「恋人が突然消えてしまい、手がかりも一切ない中、数年後に怪しい男が現れ…
©1988 Published by Productionfund for Dutch Films