TakuYamamoto

ザ・バニシング-消失-のTakuYamamotoのレビュー・感想・評価

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)
3.7
23-291
U-NEXT
妻が誘拐された男と、誘拐したと覚しき男の二つの視点で構成され、且つ時制が入れ替わったりして、さらにはどちらかというと犯人の内省的な自分語りがじっとり語られるので、感情の持っていきどころがふらふらする。冒頭、トンネルで妻と夫がまた意味ありげに喧嘩してたりするので、夫の精神的不安定さとかも透けて見え、実は誘拐なんかされてないのかもと思わされたりもする。犯人野郎も誘拐を実行しようとモタモタとナンパを繰り返しては失敗してるだけだし。どういう気持ちで観たらいいのかふわふわしてたら、唐突に予想外のとこに収斂していく。要所要所で虫がいい演技してて良かった。
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