このレビューはネタバレを含みます
映画館で鑑賞
苦い作品だなと感じました。
彼からしてみれば、「ただ興味があった」だけ。素朴な疑問から始まり、そこには特別なものなど何も無い。(自分と、子供のように。)
そこから来る「首筋を虫が伝うような違和感」を味わえるのは観客の特権で、映画的に捉えますと新鮮だなと思いました。
レイモンは、あの様にすることで自分の欲求を「昇華」していたように見えました。
彼らが彼方で会えたことを、願うばかりです。
もう自分も「閉じ込められた」のかもしれません。様々な事を考えている時、ずっと彷徨っている感覚がするのです。
見事なまでの二面性です。