ティム・グラッペ原作の極悪サイコホラー。
旅行先へ向かう途中、忽然と姿を消した恋人。3年経った今も、彼女を忘れられない男は彼女に一体何が起こったのかをただただ知りたくて、TV出演し犯人に訴える。
それを見ていた犯人とは…。
サイコホラー映画屈指の傑作ですが、いかんせんマイナーなオランダ映画ゆえ、「セブン」のような人気は出ず埋もれていた隠れた極悪鬱映画(/´△`\)
ただし、同監督がハリウッドでリメイクしたキーファー・サザーランド主演の「失踪」 は少し有名(^^;
ラストがオリジナルよりハリウッド向けになった分、ソフトになりましたが、質は低下…
本作は廃盤のため、Amazonでもしばらくプレミア価格でしたが、ここ1年くらいは取り扱いすらなく、手に入れることすら困難になってしまいました(T_T)
昔買ったときは2、3000円だったのですが…
ストーリーは、旅行先で彼女が失踪。それを探す主人公の物語。
犯人は早々に登場するので、ミステリーではなくサスペンス。
他のサイコ映画との大きな違いは、犯人が妻子持ちの一見いい人そうな家庭的な優しいパパ。
主人公の彼女拉致まで、失敗に次ぐ失敗を重ね、試行錯誤を繰り返しながら努力し、ついに拉致成功!!
他映画に出てくるような、天才的犯人でもキチ○イ犯人でもなく、知能は高いがどちらかというと普通の人(T_T)
そこが本作の最も恐ろしいところで、いつでも誰でも同じような目に遭いかねないという異常なリアリティーに溢れた映画( ;∀;)
犯行までの流れが犯人目線で非常に現実的過ぎる…
して、彼女はどうなったか!?それは秘密(^^;
3年後、彼女を探す主人公に犯人が接触してきます。
「彼女のことを知りたくば、ある条件を飲め」と。
いったい主人公はどうするか!?(゜ロ゜;
そして、伝説となる衝撃の極鬱ラストをむかえるわけです( ; ゜Д゜)
犯人と主人公の行動を追うひたすら地味な映画ですが、「セブン」や「サイコ」に比べても遜色ない紛れもない名作です。※ただし、鬱度S
本作の情報収集で注意しなければならないことは、Yahoo!映画のあらすじ紹介でなぜかラストをネタバレしてること(苦笑)
未見の方は、Yahooの解説を絶対読んではいけません(-_-;)