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天国にいちばん近い島のNNNのレビュー・感想・評価

天国にいちばん近い島(1984年製作の映画)
3.0
"イメージビデオにいちばん近い映画" とはまさにこれ。

徹底して生活描写を削ぎ落としている。食べるシーンが一度も無かった。ポーチやリュック、スーツケースなどの所持品が開かれることも無かったような。風呂シーンはカタチだけだった。

「君はただ、風景をぼんやり眺めたり、その中で佇んだり、手を振っていればいいんだ」って言われてそう。

荷台から転がり落ちる木の実を避けるところだけ映画っぽい。

ほとんどファンタジーと言っても差し支えない、上澄みをすくったような甘々の異国描写。

『時をかける少女』を観たときは原田知世の良さがわからなかったけど、今回はわかった。マテリアルとしての輝き、たしかにある。
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