まめだいふく

ブルー・シティ/非情の街のまめだいふくのレビュー・感想・評価

ブルー・シティ/非情の街(1985年製作の映画)
3.0
 完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
 これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

 とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

 さて、今回鑑賞した作品は……
 『ブルー・シティ/非情の街』 LDで鑑賞。
 1985年 アメリカ  サスペンス   先客15名様

 5年ぶりに生まれ故郷の街に戻ってきた青年、ビリー・ターナーは、変わり果てた街の姿に愕然とする。かつての友人たちは冷たく、何よりも市長だった彼の父親は何者かに殺されていて、今では父親の元パートナーだったカーチという男が街を牛耳っていた。
 父親殺しの事件に無関心と言っていい警察に業を煮やしたビリーは幼馴染みのジョーイとその妹アニーの力を借りて事件解決に乗り出す。

 元々は『48時間』などのウォルター・ヒル監督が企画していたものだったが、他の作品にかかっていたため、監督ではなくプロデュースに回り、白羽の矢が立ったのが、本作が監督デビュー作となった女性監督ミシェル・マニング。彼女の師匠はフランシス・フォード・コッポラだそう。

 さて、肝心の内容はというと、主人公がさほど頭脳明晰というわけでもないので、スマートなサスペンスとは言えない感じ。父親殺しの調査も、目には目を、歯には歯を、脅しには脅しをの精神で、なかなか強引。探偵のような捜査は皆無。で、やたらと人が死ぬ。

 真犯人の正体は、とある人物が急に主人公に手を貸し始めたことで気付いた。ちょっと油断してた。ただ、その真犯人もペラペラ自白しちゃうのはちょっとなあ。動機も大雑把だし。

 でもまあ、カジノの襲撃や、夜の住宅街でのド派手な銃撃戦などのアクションシーンもあって、そこそこ面白かった。
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