ジョン・ライドンが唯一俳優として演技をした映画である。
カイテルの方でいえば『バッドルーテナント』に先駆けてやっていた汚職刑事ものってことで。
しかし何度見てもこの頃のジョン・ライドンはオシャレでかつ可愛くて最高。「カリスマ」という言葉を使っても全く差し支えないその魅力。当然、この映画でも衣装は自前らしい。
物語の方はちと設定に無理があるっていうか、なんつうか無理くり感はある。
が、この映画なにかその自主映画っぽい雰囲気で、手作りの感じっていうか。逆に低予算なりに物語をやろうとしていて、そういうのは嫌いになれない。
イスだけ置かれた殺風景なアパートとか。
あと良きニューヨーク映画である。
モリコーネの微妙にヘンな音楽も耳に残る。
こういうの普通にYouTubeに英語字幕付きで上がっててもうずっと観ちゃう。楽しい。