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サンセット・ストリップのaiのレビュー・感想・評価

サンセット・ストリップ(2000年製作の映画)
3.9
自分はギターの神様に愛されていると勝手に思い込む売れないギタリスト、ロッカーと寝ることだけを愛するBitchな衣装デザイナー女、その女を愛するカメラマンの男。カメラマンの友人、スランプに陥っている作曲家…など70年代の若者が織り成す青春群像劇。

ギター好きにはたまらない1本。
初めは、メイヤーオヴサンセットストリップを観るつもりでモノの見事に間違って観てしまったが(サンセットストリップなんてタイトル似過ぎ)、むしろ大好物ムービーだったので、棚ボタ。
この作品を90年代前半に作っていたら、そこそこ有名になっただろうに、もうバンドブームも過ぎ去った00年以降の日本では誰も見向きもしなかったのだろう。
加え、映画としては特に盛り上がるストーリーでもないし、ハッとする深いセリフもない。残念な作品でもある。
せめて時代の流れに乗れていたら。

しかし、何年経っても青春の思い出は変わらないもので、やっぱり個人的には彼らの目線、世界観が良いのだ。味気ない何気ないリアルな日常が、たまらなく良い。

ラストのセッションもなかなか。
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