Melko

創世紀のMelkoのレビュー・感想・評価

創世紀(1968年製作の映画)
3.5
狂ってるわー、割といい意味で笑

めっちゃ真面目なナレーションの「創世記」
ナレーションがなんと小林清志!

「はじめに、大地。形なく、むなしくして…」
と物々しい感じではじまったのに、サブリミナル効果的に挟まるフザケたカット。
アダムとイブ 有名なリンゴの木
リンゴを食べろと蛇がイブに唆すはずが
蛇を食べろとリンゴの木がアダムに唆し
アダムはたちまち絶倫に!
みたいな荒唐無稽な感じが続く。

ハァ、へぇ〜と見てたら、増えすぎた人口により戦争が…のカット
んー、んーーー。。

アイロニー的教訓を用いてコメディ調に終わる

なんか、、面白いんだけど…これを含む手塚作品のショート見てきてスッキリしないなと思った所以は、コメディとシリアスがごっちゃになってるところ。
最初に「制作: ディノ・ラウレンティス、監督: ジョン・ヒューストン……ではない」
ってズッコケさせる面白おかしいテロップ出しといて、途中に戦争描写を挟むのは、私は好きになれない。笑えないもの。
コメディはコメディのまま振り切って欲しい。でもきっと次のエピソード3の作品たちも、こんな感じなんだろうなぁ…
Melko

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