第34回アカデミー賞外国語映画賞。
イングマール・ベルイマン監督作。
【ストーリー】
作家の父親ダヴィッドは娘カリン(ハリエット・アンデルソン)、その夫マルティン(マックス・フォン・シドー)、そし…
<家族の断絶と神の沈黙>
作家の父、17歳の息子、心の病を持つ娘、娘婿で医師の4人が、島の別荘で夏の休暇を過ごす。穏やかに見えた家族関係だったが娘の精神病を巡って、潜んでいた愛憎が次第に浮き彫りに…
精神分裂病を患った若い女性と、その夫、父、弟(この 4人が画面に映る全員)が、離島の別荘で過ごす 2日間の、歪んだ家族ドラマ 。廃船シーンの出来事、私は全く予想しておらず、また明示的でなく象徴的に描…
>>続きを読むベルイマン2作品目。
うーん、好みじゃない!
「仮面/ペルソナ」の方が断然好き。
ポランスキーの「水の中のナイフ」と話の内容は全然違うけど映像的には似ているものがあり、その点は好き。あと、影の使い…
個人的に、この作品は少し難しかった。掴めそうで掴めない、そんな感じ。
カーリンは、"神"が居ると信じている。反対に、"神"は居ないと思っている父。だが、終盤で二人の考えが真逆になる。
神に恐怖を覚…
どう解釈したらいいのか、言語化するのが難しい。
家族の中の噛み合わない部分、父親との埋まらない溝、というかこの父親...
神の存在不存在?
この映画から伝わるものを掴めそうで掴めない...
映像は…
まず作品の最初から最後まで映像が美しかった。どのカットを取っても絵になるようで”芸術”を観ている感じだった。
ストーリーの方は神と愛の不在を感じるものだった。
父から愛されず、病気の回復の見込みが…
・冒頭、海の中を歩く4人
・作家の父、日記
・母と同じ病の姉、聴覚が鋭い、子供を産めない?
・女嫌いの弟、17才、ポルノ
・サイズの小さい手袋のお土産、家の中で泣く父
・医者の夫
・父に披露する演…
カーリンが神を幻視して錯乱し、無理矢理投薬され落ち着きを見せた瞬間に彼女を精神病院へ運ぶヘリコプターのプロペラ音がけたたましく鳴り響く。神とは愛であり、自分はこの世に愛があるということをよすがに生き…
>>続きを読む神=愛であってそれによって
「空虚が満たされ 絶望が生に変わる しばしの猶予だ…死からの」
欲望という名の列車思い出す
蜘蛛の神に会ったあとのカリンつよ
最初弟がカリンも自分も殻を突き破ってない…
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