『少女の心は探らない方がいい しょせん無駄な事なのだから』
14歳の少女に翻弄され、やがて殺人にまで巻き込まれて行く中年弁護士を描くエロティック・ロリータ・サスペンス♡♬*ﾟ

上原さくらと吉川ひなのを足して割ったような小悪魔少女にフランコ・ネロもメロメロ🧡2人の出会いも肉体関係になるのも早すぎてビックリ🥺2人の愛の巣がヴェネツィアの離島ってのも素敵すぎるし憧れる✨未成年と不倫なんて純愛でもなくクソ喰らえなんだが、ロケーションといいサイコーでしたね

• #80年代
• #スウェーデン
• #ヴェネツィア
• #スリラー
• #ロリータ
• #vhs★

「春の悶え」(1951)「沈黙の歓び」(1962)と、性愛表現で物議を醸してきたアルネ・マットソン監督が、最晩年に手掛けたロリコン・サスペンス。

大物弁護士ジョン（フランコ・ネロ）は街角で14歳の少女パットに声をかけられる。再び会った日、彼は少女のあやしい魅力に引き込まれ不倫してしまう。以後、南の島の別荘で逢瀬を重ねるようになるが、二人にスキャンダル誌の記者が目をつける。。。

スウェーデン映画界ではベルイマン監督と同世代（一歳年下）で何十本もの映画を監督したマットソン監督。後期は低迷し低予算スリラーを作っていたとのこと。本作も、フランコ・ネロに刑事役クリストファー・リーと有名俳優が出演してはいるが、内容はB級感の漂うエロティック・サスペンスだった。ちなみに14歳の少女を演じたクレア・パウニーは当時24歳である。

しかし、倒錯した性や露骨な性表現が打ち出されているのは全盛期の面目躍如で、意外なシナリオ展開もあってそれなりに楽しめた。あまり知られていないが、ロリコンの末路が即物的に描かれ妙なインパクトがあり、カルト作となりうる一本と思う。

髭もじゃのオッサンである弁護士の大先生(フランコネロ)が16、7才の少女にどハマりしていく話で、少女に掻き回されるお話かと思いきや、少女の方もちゃんと？オッサンにハマってるのが面白い。

弁護士だけではなく、その妻の方も浮気をしているのがこの映画を一筋縄ではいかなくしている。ラストでえらいことになる。
アルネ・マットソン、撮り方に癖が一切なく、黒沢清の言うところの透明なのが良い。ひたすら適度なカメラポジションで長くもなく短くもなくカットを割っていくスタイル。

少女の感情表現は薄く演出されているが、2人がベッドで寝ている場面で少女が男側の腕を頭の上にあげて寝ていることからちゃんと心を開いている感じを見せているのも上手い。