神の沈黙 三部作の第一弾とのこと。
ホラー映画のような光と影、フレーミング、ズーミング、だけど美しい。
そしてタブー。
朽ちた部屋や壁紙・舟の非現実感。
なんだか全然見れてない気がして、2回…
神の存在がテーマであったり登場人物が島に暮らす家族4人だけという設定などから寓話性が高い作品であり、娘が発端で家族間にすれ違いが生じていく家族地獄映画の側面もあった。ホラー的な見せ方も印象的で、90…
>>続きを読む美しいの前に怖い。影の出方ホラー映画。彼岸に接近し異形の神と交信する姉はほとんどクトゥルフ神話に見えるけど、あれこそ信仰の不在のエンタメ化で、本来の信仰の不在の恐怖をまじめに書くとこんなにも怖い。最…
>>続きを読む配信終了間近につき。
たった2日の出来事なのに濃厚。
無駄がない脚本、計算された構図と巧みな採光・照明による映像、監督が死ぬまで愛したフォール島の美しさ。
今作はストレートに監督自身ことが描かれ…
閉塞の中でじわりじわりと疲弊してゆく家族の見せ方がなんだかとても底意地の悪いように思えてしまった。最後はそれらしき言葉で締めるも、あれはきっと人に寄り添ったのでなく嘲笑して突き放している。監督は人間…
>>続きを読むこういった幻覚や妄想に、"神"が登場することが多々あるけれど、それによって救われないのは、結局その"神"が自らが作り出した虚構に過ぎないから。そして、どれだけの人が神に祈っていても不治の病も戦争も貧…
>>続きを読む【廃墟の中にある孤独】
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のイングマール・ベルイマン映画『鏡の中にある如く』を観た。ベルイマン映画は荒涼とした地と影による不気味さの表現に優れている印象を受ける。…
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