宗教をはなから信じていない自分としては、ここまで真っ向から「神の沈黙」を描かれると逆にどうリアクションすればいいのかが分からなくなる。
とはいえ監督のパーソナルな感情が強く投影された本作は、その年…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2023/02/01
孤島の家で病に犯される娘、その弟、小説家の父。「神の沈黙」三部作の最初の作品。ベルイマンはキェルケゴールの宗教的実存みたいなスタンスの気難しい映画を…
ベルイマンによる神の沈黙3部作の第1作目。夏、孤島での美景の元で過ごす4人の家族に孕んだ狂気が次第に頭角を表していく。見事な映像美、ベルイマンの愛が屈折した形で表現された、「処女の泉」の変奏曲にも感…
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