カーペンターお得意の閉鎖空間からの脱出劇。
今回の閉鎖空間は警察署。
警察に恨みを持つ大勢のチンピラ達が警察署を取り囲みサイレンサー付き銃をプシュプシュッと夜の闇を引き裂き乱射する。
そんな多勢に無勢の状況のなか、建物の中の警察官と囚人が休戦し手を組んで反撃を開始し脱出を図る話。
低予算故の工夫と拙さを纏ったカーペンター節が垣間見られます。
音楽を始めまだ磨かれていない感じのする彼のその魅力の誕生に嬉しさを感じます。
リメイクの『アサルト13要塞警察』(2005)は本ストーリーを魅力的な俳優で更にブラッシュアップした感じですが、カーペンター節が抜けた分物足りなさが残ります。