コバチ

ジョン・カーペンターの 要塞警察のコバチのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

引っ越しの都合で数人しか警官のいない警察署に署長代理として呼ばれた主人公と、輸送中に病人が出たという事で立ち寄った囚人が、復讐に燃えるストリートギャング集団と戦うアクション映画。

要塞警察ってタイトルだけど、要塞はまるで無い。防御力が通常より低い。

冒頭から衝撃的だった。
警察に殺された仲間の為に、ギャング集団の幹部がナイフで腕を切って血液をガラスのボールに入れるシーンは、どこの男塾だよ?!と驚いた。
その流れから、復讐するギャング集団は4人だと勘違いして観てしまったので、警察署を取り囲むギャング集団にも驚いた。
あれほどの集団が恨み言や罵声無しで黙々と暗闇の中を走り回ってサイレンサーで警察を殺し回るって、ギャングってレベルじゃなくて暗殺集団やん。
(逃げ込みそうな車に事前に忍び込むとか頭良すぎでしょ。)
狡猾な集団をアピールしていたギャング集団が地を出したのは、最後の地下室襲撃でしたね。もうゾンビ。

衝撃的と言えば、アイスクリーム少女は可哀想だったなぁ。
敵側の残虐性と正義の正当さをアピールするための演出だと思うけど。今じゃ出来ない演出だったなぁ。

後はもう、主人公とナポレオンがカッコ良すぎだよね。会話もアクションもカッコ良すぎ。

音楽も実に独特で効果的で良かった。




余談。
「ジャンケンで決めようぜ!」
「ポテト…ポテト…」


俺の知ってるジャンケンと違う。
コバチ

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