冬のしじま

ジョン・カーペンターの 要塞警察の冬のしじまのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョン・カーペンターの「ダーク・スター」が面白かったので同じ監督作品のこちらも見てみた。
極限状態で追い詰められていくという状況は前述の作品と似ている。こちらはSFではないし、武装した暴徒に迫られているのでシリアス度が違う。筋だけだと結構はっきりしているけどみた後はちょっと不思議な感じ。うまく読み取れている気がしないのは、無常観があるからだと思う。可愛い娘さんも思わせぶりなキャラクターもあっさり死んでいく。異常さを描いているけどその背後にあるのはまぎれもない”日常”だ。だから無情で無常なのだろう。面白かった。
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