Reona

17歳の肖像のReonaのレビュー・感想・評価

17歳の肖像(2009年製作の映画)
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この映画を18になる直前、上京する直前に観られたのは大きかったと思う
年上の男性が小娘に途端に近づき与えようとするものなんて結局「その程度のもの」でしかないのだ、そこには本質の対話なんてきっとない
私たちからは一瞬素敵に見えるかもしれないけれど、煌びやかなハリボテを見せて手のひらで転がそうとしていることに、注意深く、気づいていかないといけない 

観た当時は他人事でフィクションだったけど、大学進学以降を振り返ったら全然自分の身にも降りかかってた、(勿論、とても優しく自分の言葉を真剣に聞いてくれる方もたくさんいる)これからずっとこれと戦わなければならないのか.....とガチでうんざりするけど、その度に何度でもこの映画のこと反芻したい
人生に近道も特急券もなさそう!憧れは自分で掴めるようにしようと思える
それで、ウブな好きな男の子には「パリは初めてなの♡」なんて嘘をつけちゃうぐらいの強かさも持ちたい
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