さわだにわか

SF・SEX/異星人のえじきのさわだにわかのレビュー・感想・評価

SF・SEX/異星人のえじき(1975年製作の映画)
3.0
ジェス・フランコはリナ・ロメイが好きすぎるので冒頭30分ひたすらリナ・ロメイの裸体ばかりを乳首と膣を中心に撮りまくり大丈夫なのかいつになったら異星人が出るんだとこれを100分間も観ることになるのか?と不安になったが異星人が出てきても別に面白くはならなかった。

異次元を渡ることのできる元地球人の異星人女とのセックスで膣から毒汁が出るようになったリナ・ロメイは異星人の指令により夢遊病者のようにセックス殺人を繰り返す。とても面白そうなあらすじだが実際はどこに行くにも裸のリナ・ロメイがだいたいどこでも裸の人々に乳首を愛撫され膣を舐められるところが極端な接写で映し出されるだけなのでとくにモザイクの入った日本版ビデオで観るとなにがなんだかわからない。たまに異次元がどうとか星の導きがどうみたいな会話もするが前置きも説明もないので何を話しているのかわからない。こうも裸すぎるともはやエロくもないので何の目的で何を観ているのかもわからない。

なんだか観ていると脳が溶けてくる気がする。途中で考えるのをやめたら小川のように映像が流れていき気付けばテープが終わってた。リナ・ロメイとテレパシーで接続されている謎の教授役で登場のジェス・フランコがリナ・ロメイの死に際のセリフ「異星人の存在を人類に伝えて…」に応えて一言「信じないだろうな」。何が面白いのか自分でも分からなかったが爆笑した。
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