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地獄のキャッツ・アイ/呪いの爪のhorahukiのレビュー・感想・評価

3.4
猫は見ている!!

猫が人間を支配していることに気づいたカッシングが「猫はヤバイ!」と全世界に警告しようとするお話。そのために本を執筆。出版社のお偉いさんに「過去にこんな事件があった!」と証拠を並べ立てて何とか出版許可をもらおうと頑張るカッシングとそれを軽くあしらうお偉いさんの問答が楽しい猫ホラー。

本作はその過去の3つの事件をオムニバスで見せる形式。猫好きには嬉しい猫ホラー三連発!日本の怪猫を海外でやったらこうなるんだろうなって感じのお話でした。


1話目マルキン事件(1912年)
金持ちババアが遺言を書くらしい…ということで、メイド(彼女)に探らせたら自分(甥)の取り分はレストラン食事券一回分のみと判明…😱不利な遺言を破り捨てるミッションを甥から課されたメイドが、屋敷の中でババアの猫たちと籠城線を繰り広げる!

ババアの屍肉を喰らった猫ちゃんたちが、遺言の防衛をしつつ、メイドをガチで仕留めにかかる連携プレーが圧巻!

2話目ルーシー事件(1975年)
親が死んでしまい、叔母さんの家に引き取られたルーシーちゃんと猫。でも従姉妹がクソムカつく奴だった!いっつもルーシーちゃんをイジメてばかり。ついにプッツン来たルーシーちゃんが黒魔術でムカつく従姉妹を踏み潰しにかかる!

ルーシーちゃん魔法の本とか持ってて怪しさ全開なんだけど、ガチで黒魔術使えるというのが直球すぎてもはや変化球。猫はあんまり仕事してなかった…むしろ猫負けてた😂

3話目ディアス事件(1936年)
映画撮影中に女優が死亡…。全く悲しむ様子のない旦那は「こいつ代役にどう?」と若い女を速攻で連れてきた。案の定そういう関係だった2人に死んだ奥様の飼い猫が牙を剥く!

いきなりポーの振り子みたいなので処刑される衝撃展開!紐を噛みちぎったり、驚かせたりといったリアリティある方法で必死に復讐しようとする猫ちゃんが可愛い!

多分上映時間の半分くらいは画面に猫がいる眼福映画でした!面白いかは置いといて😂
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