シャマラン監督長編2作目。少年の成長、ハートフルドラマだった。
亡くなったおじいちゃんは天国で元気にやってるだろうか?という10歳の少年の疑問から始まる神を探す日々の物語。
死を受け入れられてもまだ完全には理解してない、喪失感がなかなか抜けない年頃。
死んだら天国に行くというのは両親から聞いたことだが、それに対する疑問に親は答えてくれない、ならば自分で神に聞いてみようと。なんてかわいらしい話。
目的達成云々よりも、その過程で今まで感じなかったことを感じ気づかなかったことに気づく。今まで僕は寝ていたのかもしれない。
原題のwide awakeはそこから来てるのね。
ラストシーンがファンタジックで素敵すぎる。
シャマランやるなー。
スリラーのイメージ強いけどこれはとてもあたたかい成長物語だった。
こういう子供と生死観の描き方は次作「シックス・センス」に通ずるものがあるね。