M・ナイト・シャマラン監督が『シックス・センス』の前に撮った長編第2作。カトリックの男子校に通う小学5年生ジョシュアの心配事は数ヶ月前に亡くなったおじいちゃんが天国で無事かどうか。誰に聞いても答えてくれないので、たった1人で神様を探すことを決意する。
怖いお話を撮る前のシャマラン監督の心温まる作品でありなから、祖父と孫、信教に対する疑問や亡くなった者への想いなど『ヴィジット』『シックス・センス』『サイン』に通じるところがある。また玩具屋でウルヴァリンやアイアンマンのフィギアを見てまわり「スーパーマンなんていないんだ」ってシーンも地味なスーパーヒーローの活躍を描いた『アンブレイカブル』に繋がってくるんだろうな。有名監督初期の作品には後の作品で描かれるルーツが発見出来て面白かったりするもんです。
ロージー・オドネルの野球好きなシスターってのは『プリティ・リーグ』に引っ張られてるな。出たがりシャマランも今回は出てなかったね。
