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翼のない天使のRilyのレビュー・感想・評価

翼のない天使(1998年製作の映画)
3.5
“第六感”が働いたのではないでしょうか…。
同監督の新作の評判が良いので、絶対に観るであろう同作…。10本レンタルの本数合わせのために最後の一本模索…。たまたま背表紙だけで手にとった本作…。“なぜか”表紙に大きく監督名が載ってて驚愕…。観てみると思ったより良くて感服…。

…あれだけ近い存在だったから、身近の人の死というものになかなか実感わかなかったこととか、本当に嫌いで苦手な人だったけど、いざ別れるとなると辛いとか、あれも大事なもの(物…)だったけど、それ以上にもっと大切な何か(人や場所…)を見つけたこととか、そういう経験って誰しもあると思うんですが、それを思い出させてくれる作品です。

某監督を抜きにしたとしても、良作です。(悪意ありません。敬意を込めて…)
また、数年後観たくなるような作品です。

吹き替えで観たんですが、声がコナン君だったんですよね。さらにネイビーのブレザーに半ズボンの制服…、やっぱりコナン君だったんですよね。それがなかなか抜けなかったんですが、少年の成長につれて、自分と重なるようなグッとくる場面があったりして、徐々にコナン君要素も減っていき、集中して観ることが出来ました(ふぅ、よかった…)
“ながら見”でも十分楽しめます。
この作品、98年の映画だから、某監督がコナン君に“寄せてきた”のでしょうか?(本当に悪意ありません…)

そもそも、このお方が描くものってヒューマンドラマでした。ちょくちょくある小ネタ感でした。霊的・神秘的なものを身近に感じるミステリアス感でした。そして、ラストの驚きでした。

…某監督の要素、たくさん散りばめられてました…。
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